女優・東ちづるさんが、5年ぶりに再び平和村を訪れます。
    


* ドイツ国際平和村 *

冷戦終結後、1990年から2000年に起こった戦争で亡くなった子供は200万人以上、体に障害を負った子供は600万人、戦争体験により心に傷を負った子供は1000万人を超えると言われています。そして、今現在も助けを求めている子供たちが世界各国にいます。 紛争地域や危機に瀕した地域の子供たちを支援するために設立されたのが、ドイツ北部、オーバーハウゼン市にあるドイツ国際平和村です。1967年、ドイツ市民の手によって作られたドイツ国際平和村は、紛争などで傷つき、母国で治療することが困難な子供たちや病気になった子供たちをドイツに運び、治療し、母国に帰すという活動を行っています。手術後子供たちは、リハビリをしながら、年齢や国籍の違う子供たちと一緒に平和村の施設で過ごします。

 

* 平和村の活動*

平和村の運営は、そのほとんどが寄付金で賄われています。「ウルルン」で、東ちづるさんが最初に平和村を訪れたのは1999年6月。以来、番組を超えて平和村の子供たちと関わり続けてきました。平和村の寄付金受付の口座を開設してから、寄付金は9年間で総額9億円を超えました。 平和村では、子供をドイツに連れてきて治療する活動だけではなく、紛争地帯などに医療施設を建設するという援助活動も行っています。カンボジアにはその活動の一環として10ヵ所の診療所を作り、予防接種や安全な出産指導などを行っています。今回、カンボジアでは治療することが難しい子供たちが、ドイツにやって来ます。内戦が終結しても、紛争地やその周辺には、爆発物、武器、地雷、不発弾などが残され、子供たちの多くが被害に遭っているのです。

    

 

*裏話*

ウルルンが初めて平和村を取り上げたのが9年前。以来、ウルルンの放送をきっかけに、 たくさんの募金が視聴者の皆様から集まりました。9年間で募金口座に集まったのが、およそ総額9億7千600万円。その他にも、現地に直接募金を届けてくれた方などもいらっしゃり、平和村のスタッフ、番組スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。 そしてもう一つ、ウルルンの放送をきっかけに集まったのが、日本人ボランティア。この9年間で総勢133人の日本人ボランティアが平和村で子供たちの世話をしてきました。現在も、21人のボランティアスタッフと2人の職員が働いています。 世界48カ国の子どもたちが集まっている平和村。様々な国の言葉が飛び交いますが、日本人ボランティアの影響で、日本語を話す子供たちもたくさんいます。「おはよう」「ありがとう」などの挨拶は勿論ですが、子供たちが特にお気に入りなのが、日本の歌。子供たちは「大きな栗の木の下で」「翼をください」が特にお気に入り。東さんが滞在中も、あちらこちらから子供たちの元気な歌声が聞こえてきたのでした。